契約通貨

貿易取引の最重要要素として、取引価格、決済(支払)通貨、為替リスクの処理があります。これらの重要な取引条件は、取引開始までに明確になっているのが通例です。
「個々の注文書で価格は明確にする」という曖昧な合意をしてしまうことがあります。例えば、契約書に記載されている取引価格が日本円で記載されていて、どの国の通貨で支払うか契約書に記載されていない場合、相手方が自分に有利な国の通貨を選択して支払をしても契約上問題にはなりません。取引価格が日本円で契約書に記載されていれば相手も日本円で支払をしてくれるだろうという考えは相手方には通用せず、為替リスクは代金を支払ってもらう側が負担することになります。
このようなことにならないためにも、契約書にはどちらが為替リスクを負うのか記載しておくとよいでしょう。一般的には米ドルでの取引が多いようです。

契約書には、取引価格や支払通貨、為替リスクの負担など、事前に取引条件はしっかりと事前に決めておくことが安心安全な取引に繋がります。
ましてや国も違えば契約慣習も違います。
日本では当たり前のことも、他の国ではそうではないことが多いです。安全な取引のために、〇〇だろうと考えず、事前にしっかりと取り決めをしておきましょう。

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