署名について

契約書末尾には、署名欄を設けます。契約書に署名することによって、その署名者が契約上の拘束力を受けることになります。署名する権限を会社から与えられていない担当者が署名すると、その担当者個人が責任を負うことになります。日本法では、そのような場合でも、表見代理という制度でカバーされるのでっ会社が責任を負うこともありますが、国によってはそのような表見代理の制度自体がない場合もあります。
ですから、実務上は会社の法定代理権を有する代表取締役や、社内の決裁において代表取締役から署名権限を委任された会社の幹部が署名するのが一般的です。この場合は委任状を添付します。

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